8月終了

せめて月一くらいは更新せねば、と思いぎりぎりでの書き込みです。


今月はほぼ福岡の実家に帰っていました。
実は今も福岡から更新しています。
今週末に北九州と熊本で演奏会に出演するためですが、
実は昨日、急遽とあるお店で演奏してきました。
そのお店は佐賀県鳥栖市にあるワインバー「バール鶴」です。
http://blog.goo.ne.jp/bar_tsuru/


後輩のつてから今回始めてお邪魔しましたが、とってもアットホームな雰囲気の素敵なお店でした。
演奏の話が正式に決まったのが2週間前だったため、伴奏者の手配も難しいと思い、今回無謀にも一人で演奏してしまいました。


まずは曲目です。


ヴィオラ編(全てJ.S.バッハ作曲)
1:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調より前奏曲
2:無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調より前奏曲
3:無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番より第3楽章Andante


ヴァイオリン編
1:愛の挨拶(E.エルガー
2:A Whole New World(映画「アラジン」より)
3:聖者の行進(Traditional)
4:この道(山田耕筰

アンコール
無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番より第3楽章Largo(J.S.バッハ


さてこの話が決まったときどうプログラムを組もうか悩みました。
全て無伴奏曲にするにしてもすぐ使える曲は少ないし、ワインバーでそんな堅いプログラムも無粋ではと思ったりし、
ちょうど今月の前半頃にあった後輩の結婚式二次会で弾くはずだったものをここで披露しようと思いました。
それが「愛の挨拶」と「A Whole New World」の二曲です。
これは福岡に帰る前にピアノ伴奏を打ち込みで作っていたのでCDプレイヤーさえあればセッション(?)可能です。


そこでヴィオラによるバッハの無伴奏曲とヴァイオリンによるポピュラー音楽という2つを軸にしたプログラムビルディングを思いついたわけです。
(思いっきり苦肉の策ですが)


バッハの無伴奏曲では9月に箱庭コラールで演奏するチェロ組曲第2番の前奏曲ならすぐに使える、
ただこれは暗いからもう一つ明るい曲を、しかも親しみ易いやつ、ということで第1番の前奏曲も採用。
全体で30分くらいを目安にしていたのであと1曲をどうしようかと思いましたが、
福岡に帰る前にヴィオラ無伴奏ヴァイオリン曲を練習してみよう、と最初にとりかかった無伴奏ソナタ第2番の第3楽章を急いで仕上げることにしました。


そしてヴァイオリンの方ではワインバーならジャズっぽいのも欲しい、と思い
手元にあった楽譜の中で「聖者の行進」が目に留まり、急いでアドリブ部分と伴奏音源を作成(もはやアドリブでもなんでもない)


それでも時間的にあと1曲欲しい。何にしよう。と考えていたのですが
最近良く聴いていた「にほんのうた」というCDが頭の隅にあり、日本民謡、童謡からできないかと思い至り、昔から好きだった「この道」を無伴奏バージョンに急遽アレンジしてみたところ、これがなかなかの出来になったので、採用。で以上のような曲目になった次第です。


俄仕立てのプログラムではありましたが、演奏は概ね好評をいただきました。
気さくでいかにも人のよさそうなマスターにも喜んでいただけたみたいで
また次回もお願いします、と言ってもらえたので、そのうちまたこちらで演奏する機会がありそうです。


それまでにもっとネタを増やさないと…