「moment Strings SESSION 2010 MARCH」 終了

SETLIST

M1:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調より(J.S.バッハ)…有馬真帆子(Violin)
M2:弦楽四重奏曲ヘ長調より第1楽章(M.ラヴェル)…moment String Quartet


M3:映画「シンシナティキッド」よりThe Cincinnati Kid(L.シフリン)…moment String Quartet
M4:映画「ブリット」よりメイン・テーマ(L.シフリン)…moment Strings Quartet
M5:映画「栄光のル・マン」よりフィナーレ(M.ルグラン)…moment Strings Quartet
M6:映画「パピヨン」よりパピヨンのテーマ(J.ゴールドスミス)…moment Strings Quartet
M7:映画「ハンター」よりエンド・クレジット(M.ルグラン)…moment String Quartet


M8:アンデスの詩(瀬木)…瀬木貴将+moment String Quartet+重松華子(Piano)
M9:Dulce(瀬木)…瀬木貴将+moment String Quartet+重松華子
M10:Ilusion(瀬木)…瀬木貴将+moment String Quartet+重松華子
M11:冒険の旅路(瀬木)…瀬木貴将+moment String Quartet+重松華子


M12:水の戯れ(M.ラヴェル)…重松華子
M13:ヴァイオリン・ソナタ イ長調より第4楽章(S.フランク)…山本紗由(Violin)+重松華子


M14:桜(ZABADAK)…吉良知彦+moment String Quartet
M15:夕焼け(ZABADAK)…吉良知彦+moment String Quartet
M16:Wonderful Life(ZABADAK)…吉良知彦+moment String Quartet
M17:かえりみち(ZABADAK)…吉良知彦+瀬木貴将+moment String Quartet
M18:Easy Going(ZABADAK)…吉良知彦+moment String Quartet


アンコール
M19:出町柳種ともこ)…種ともこ+moment String Quartet



はい、注目はアンコール。
何とシークレットで種さんの登場であります。


実はこの日の夜、同じ会場(渋谷7th Floor)で種さんのライヴもあり僕たちカルテットもそれに参加させていただくことになっていたのですが、
折角なので僕たちのライヴにも種さんに出ていただこうということでこんな豪華な流れになったわけです。


しかし瀬木さんに吉良さんに種さんとはずいぶん贅沢なラインナップですよね。


今年もゲストの皆さんにはいろいろと助けてもらいそうな予感満々な展開です。


今回は珍しくM1やM12,13でソロの曲を披露しています。
これだけ幅広い音楽が聴けるのはモメカルくらいかもしれません。


セットリストの2ブロック目は今年生誕80周年を迎えた俳優スティーヴ・マックイーンの映画音楽を並べました。しかも年代順に(笑)
今年のモメカルはこのマックイーンを軸に展開していく予定です。
しかしシンフォニックな曲が多いのでアレンジは大変です。(笑)


3ブロック目はサンポーニャ奏者、瀬木貴将さんのコーナー。
サンポーニャとは南米の民族楽器で、竹を長さ順に2列に並べたものに(瀬木さんのものは3列)息を吹き込んで音を出す管楽器です。
瀬木さんとはモメカル最初のライヴ(08年4月)のときからのお付き合いですが、大きな体の瀬木さんが思いっきり楽器に息を吹き込むのを最初に見たときの驚きは今でも忘れられません。
瀬木さんのゲスト出演は今回で3回目ですが、そのとき聴きに来てくださったお客様で瀬木さんのことをご存じなかったかたが演奏を聴いて感銘を受ける姿をよく目撃します。


5ブロック目はZABADAKの吉良さんの登場。
本番前にお酒を飲まれる姿はもはや恒例。
ヴァイオリンの紗由さんが「何杯目ですか?」とたずねたら
まだ三杯目」とおっしゃったそうです。
吉良さんのライヴはいつも全身全霊が込められています。
最前列のお客さんはきっと吉良さんの汗しぶきを受けることができます。
この日瀬木さんと共演した「かえりみち」は今回カルテットとしては初めてやったのですが、やっぱりとても熱かったです。
リハ後瀬木さんが楽屋で何度もこの「かえりみち」のフレーズを吹きながら
「僕にはこんなメロディー考え付けない」「吉良さん熱いよ」と熱く語っていたのが印象的でした。


夜は種さんのライヴでした。


この日は童謡などのカヴァーが多かったのですが、
種さんのアレンジ力をまざまざと見せ付けられました。


どんな曲でも種さんの世界に染まってしまいます。
自分の世界観があってそれを詩や音楽によって表現できる。
アーティストにとって基本的なことであり、難しいことでもあるのですが
それができる種さんはやっぱり本物のアーティストです。
そしてもちろん瀬木さんも吉良さんも種さん同様、強烈なくらいの世界を表現できるアーティストです。


今日のライヴは、そのような人たちに囲まれたとても恵まれた環境で今音楽をさせてもらっている、ということを確認する場になりました。


 〜 Live Photos 〜



本番のマックイーンコーナー中。みんな真剣な表情です。(当然?)



吉良さんと瀬木さんの共演(リハーサル時)



終演後。モメカル結成時メンバー



同じく終演後、種さんを囲んで。吉良さんが少年のようです。笑
というか種さんも吉良さんも本当に若々しい。